ニュースの温度、上海の温度
- Design/M
- 5 日前
- 読了時間: 2分

最近、テレビやネットのニュースを開くと、日中関係のニュースが少し重苦しく感じられる日があります。日本の友人からも「上海での仕事、影響はないの?」と心配されることが増えましたが、実際はどうなのか。今日は少し、現地の「体感温度」についてお話ししようと思います。
結論から言うと、私たちの日常業務の中で、政治的な話題がのぼることは驚くほどありません。
table designでは、現地の中国人スタッフやクライアントと日々、チャットやWeb会議で密に連絡を取り合いながらプロジェクトを進めています。クライアントの多くは日系企業ですが、そこで実務を支え、私たちと一緒に汗を流しているスタッフの皆さんは中国人です。私たちは共通の目標に向かって走るパートナー。そこには国籍や政治の壁はなく、あるのは「次は何が必要でどのようなデザインが相応しいか?」というクリエイティブな熱量だけです。
実は2012年、反日感情が非常に高まった時期も、私たちは上海にいました。あの時もニュースの映像は激しかったですが、街を一歩歩けば、いつもの笑顔の店員さんがいて、いつものように仕事が回っていました。報道される「一部の激しい温度」と、私たちが連絡を取り合っている「日常の温度」には、常に大きな差があることを経験で知っています。
もちろん、全く影響がないわけではありません。 販促部門のスタッフからは「飛行機の便数が減って、出張や物流の調整が以前より大変になった」という嘆きが聞こえてきます。これは物理的な不便さとして、確かに現場のスピード感に影響を与えています。もちろん、多大な影響を受けた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、クライアントや現地のスタッフが今、本当に頭を悩ませているのは、感情的な対立ではありません。 それよりも、物価の高騰や円安によるコストアップ、そして世界的な経済の揺らぎ。「このコスト上昇分を、どうやってデザインや販促の付加価値でカバーしていくか、あるいはコストカットに対応するか、、、」――そんな、より切実で本質的な課題に対して、皆さん真剣に向き合っています。
ニュースは「対立」を映しますが、ビジネスの現場は常に「共創」を求めています。
上海の活気ある空気感の中で、今日も私たちは現地の仲間と一緒に「どうすればもっと面白くなるか」を考え続けています。外側のノイズに惑わされず、目の前のお客様の課題に応えていく。それが、私たちらしいスタンスなのかなと思っています。
コメント